ruruno1127’s blog

推し語りしたい症候群の発作

オタクの想いという名のエゴ

世間を騒がせている、あの問題について。

連日報道されているので、別にファンでなくても目にする機会はあるかと思います。

 


今から盛大にとやかく言うのですが、先にこれだけは言わせてください。

大前提として、過去に被害に遭われた方は救済されて然るべきだと思っていますし、事務所は責任を持ってそれ相応の誠意を見せて対策を練り、早急に行動に起こすべきだとも思います。

あの方のやったことは犯罪ですし、決して許してはなりません。

渦中の人物が故人なので真相の究明には限界があるかと思います。

しかし、次々と被害を訴える人が現れているというのは、看過できない事実だろうとは思います。

……ですが、被害に遭われた方の言葉が果たして隅から隅まで全て真実なのか、と疑ってしまう自分も居ます。

様々な情報を見ていて、何だか胡散臭さを感じてしまうのは私だけでしょうか。

 

 

 

そして、ここからは現在進行形で事務所に所属している人達のこと。

今回はこちらが本題です。

私は、今や稼ぎ頭と呼んでも良いほどに売れまくっている人達を推している身として、言葉が溢れてしまって息苦しい日々を過ごしています。

本当はネガティブなことなんて書きたくないけど、今現在の推し達を取り巻く環境が悪くなる一方なのを黙って見ていられないので、文章にして吐き出す事で整理したいと思います。

暫くは、メンタルを保つ為にそこまで関心がない振りをしてみたり、静観してようと思っていたけど、もうなんか悔しくて悲しくて苦しくて仕方ないので、つらつらと綴ることをお許しください。

 


今、私の中には色んな感情が渦巻いています。

1つは、悲しいや悔しいを内包した「やるせない」という気持ち。

だって、現在所属しているタレントである彼ら自身がやったことな訳ではないのに、決まっていた仕事がなくなったり心無い言葉を浴びせられたり、穿った見方をされたり…あの事務所の人だからという理由で理不尽な扱いを受けるのは、ファンとしては見ていられません。

実際に被害に遭われた方達を「被害者」と言うのであれば、今も籍を置くタレント達は、今回のことで二次被害に遭っている「被害者」なのでは?

中には、ずっと憧れていた先輩と一緒に仕事が出来た人も居るし、念願叶って掴み取った仕事を大切にしていた人も居るし、これからも宜しくお願いしたいと思っていた仕事を容赦なく切られたり、信頼がものを言う業界なのは一般人の私でも分かる事だけど、それにしたって無慈悲だ。

彼らの努力の賜物と言うしかない仕事だって沢山あるし、そこには事務所の力というものも少なからずあるだろうけど、本人の意欲と努力が無ければ実現はしないだろうから。

その努力と汗と時間を、まるでなかったことにするみたいな、「事務所全体」で話が進んでいる現状に気持ち悪ささえ覚えます。

 


次に「怒り」の気持ち。

もうずーーっとキレ散らかしていると言っても過言ではありません。

こんな大問題の発端となったあの方に対する怒りももちろんあります。

あの方があんなことさえ続けて来なければ…という気持ちはありますが、どうしたって事務所単位でシャットアウトされてしまう状況に納得が出来ません。

あの方の名前を冠した事務所だから、という言い分も分かります。

もし私が被害に遭った側だったらと考えると、加害者に関わる全てのものが怖くて気持ち悪くて仕方ないと思います。

だけど、だけどね?

もう何回もしつこいかもしれないけど、今居る人達は何で仕事を失わなきゃいけないの?

何をしたって言うの?これはオタクの色眼鏡かもしれないけど、貢献しかしてなくないですか?

小さい頃から、大人数の中で努力をしてアイドルになりたいという夢や野心を持ってひたむきに頑張って、一般人の私は経験出来ないような紆余曲折ある経験を積んで、キラキラ輝くステージで歌って踊って笑顔を届ける存在になって。

絶対に一筋縄ではいかないんです。

そんな、枕なんて…そんな汚いことで簡単にスターになれるような世界じゃないはずなんです。

皆に言えることかもしれないけど、特に私の推し達はデビュー4年目ですが、下積み時代の方がまだまだ長いような人達です。

あの方にかなり気に入られてた人だって彼らの中には居るけど、全然デビューなんてさせて貰えなかった。

だから、腐らず怯まず弛まぬ努力をするしかなくて、夢見た「いつか」を「今日」にするために、必死にがむしゃらに突っ走って来たというのに。

性犯罪は人権侵害でもありますが、今のこの状況で侵害されているのはそんなふうに必死に頑張って来たタレント達の人権ではありませんか?

これが、ファンとしてのわがままなエゴでしかないというのは自覚しています。

この怒りは、支離滅裂で一方的なものかもしれない。

だけど、世間の目が被害者と加害者と事務所にしか向いていなくて、今も頑張って目の前の仕事と向き合っているであろう推し達に対しては、何で労る言葉とか激励の言葉とかが前面に出て来ないのかが分からない。

素敵な声はあるんです。

彼らの素晴らしさをその目で見て心に響いた人達は確かに居るし、それをSNSで発信してくれている方々を何人も見ました。

先日まで社長だったあの方も、会見の場で今居るタレント達への言葉を述べてくれていました。

なのに、契約を継続すると言っていたのに手のひらを返さざるをえなくなってしまったり、理由を明言せず企画を中止することになったり、何でそうなるの。

この怒りは1つ目のやるせなさと密接していて、きっとずっと私達ファンに付きまとうものだと思います。

事務所の名前を継続すると新社長が言ったこと、いちファンとしては嬉しかったです。

魂だ、と。心意気なのだと言っていることが嬉しかった。

あの会見以降、タレントの皆さんが事務所の名を強い意志を持って口にするのを見て、それでこそ推したい貴方達なのだ、と思いました。

確かにあの方の名前ではあります。

だけど、あの方って犯罪者であるその側面しか持っていなかったということではないはずです。

別に、擁護する訳でも許容する訳でもありません。

真偽のほどは分からないし、内部事情なんぞいちファンの私には分からないことです。

だけど、あの事務所のタレントの大半の人達にとってあの方は、父であり師であり誇りであったと信じたいです。

あの方のエンターテインメントにかける熱い想いに感銘を受けた人達が集まって、そして彼らが私達ファンにその想いをパフォーマンスとして魅せてくれる。

そのパフォーマンスに、私達ファンはお金と熱量と拡散と布教という形で還元し貢献させて頂く。

この循環を、私は幸せな好循環だと呼びたいのです。

 


最後は「反逆心」。

なんやねんコラやったろうやんけ、というガラの悪い関西人の心意気を纏った、推し達への応援の心とも言います。

未だかつて無い逆境に立たされている推し達ですが、こんな時こそファンが支え励まし応援することが大事なのだと思います。

ファンも散々苦しんで悔しいと思って悲しんでいますが、推し達が一番苦しんでいるだろうし悔しくて悲しい思いをしているだろうから。

彼らに励まされ勇気付けられて日々を生きている私達が、彼らを励まし勇気付ける唯一の方法。

それは、やはり献身的に推しへ愛を叫び、札束というオタクの誠意で忖度や理不尽かつ異様な業界の闇をぶん殴ること。

物騒な言い方をしましたが、つまりはCDや映像作品系、推しに直結するものにお金を落とすしかないのです。

後は彼らの積んで来た努力と、体育会系な事務所で培われた真面目さと優しくて素敵な人格を信じるのみ。

私が好きなのは推し達であり、事務所自体は別になんとも思っておりませんが、あの事務所に所属しているからこそ巡り会った存在であることは事実なので、感謝と叱咤激励を捧げたい所存です。

あと事務所には、可及的速やかに被害者の方々への救済措置、事務所の抜本的改革、所属タレントへの変わらぬ愛と適切なマネージメントを求めます。

推し達には、ただただ「頑張って!」と「応援してますからね!」「大好きだよ!」と伝えたい。

例え事務所がどうなっても、貴方達が貴方達であることを諦めず笑顔で幸せで居てくれたら、ファンはきっとずっと着いて行くから。

あの事務所のタレントだから好きなのではなくて、貴方達であるからこそ好きなのです。

そこだけは推し達にも世間にも勘違いして欲しくないし、ファンである私達もそこだけは曲げちゃいけないなぁと思います。

 

 

 

端的にまとめようと思っていたのに、思っていた以上に溜まっていたようで、どちゃクソ長文になってしまいました。

まぁ何が言いたいかって、事務所の対応はまだちょっと様子見だけど、この先決して道を間違えてくれるなよ、ということ。

あと、推し達のことは変わらずBIGLOVEだぜ!ということ。

 

 

 

 


頼むぜ、ジャニーズ事務所

 


信じてるよ、大好きな推し達。

 

私の、大切で大事なイチバンボシ達。

 

 

 

ナミダの途切れたその向こうへ、今──